●[はじめての… 1]HIV検査! 後編
99.99%ないと思っていても、まさかということはある。保健センターに入るときには、さすがに鼓動の早まりを感じていた。
受付で2週前に検査したことを告げる、というか何も言わずとも「あ、検査の結果ですね」と言われる。顔おぼえてるんかいな。番号札をもらいしばし待つ。5分もしないうちに案内され、部屋へ。保健師さんと対面。
「前回の検査の結果、ですが…」
「はい」
運命の瞬間、である。
「ぜんぶ大丈夫でした。何かご質問などありますか」
「いえ、ありがとうございます」
以上、終了。あっけない幕切れである。
彼女は検査結果リストのようなものを見て話していたが、私はそれをチラッと覗き見ることに成功した。各病名、氏名がタテヨコに記されており、結果が+と-の記号で記されている。ほとんど-であったが、+もあった。HIV、ではなかったが。区の保健センターという微妙な施設で宣告されるHIVには、どのようなドラマがあるのか。
そういえばあの男は来たのだろうかと思い、私は保健センター出口付近で密かに彼を待った。彼はサンダル履きのラフな姿で自転車に乗ってやって来た。センターに入り、またすぐに戻ってきた。恐らく、大丈夫だったのだろう。私と目を合わせることはなかった。


コメント
めでたしめでたし・・・
まあ大したオチもなく・・・(苦笑)
Posted by: YuYu | 2006年02月26日 23:24