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2006年06月07日

●[ばくちのち 7]馬券の買えない青年 前編

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「本線、裏はねえよなぁー。でも、俺は買うよ。期待もあるね、そろそろ勝って欲しいっていう」
いつもの江戸っ子訛りで言うのは、南関東名物の予想屋「佐々木の予想」の田倉さん。的中率の高さもさることながら、落語家のような聴いていて飽きない喋りが魅力である。2006年6月7日、今日は南関東地方競馬最強の3歳馬を決める「東京ダービー」の日である。JRAのダービーと比べれば、馬の実力も低いし人出もそんなではない。けれども、積み上げてきた伝統は重い。

用事があったので、大井競馬場に駆けつけたのは午後7時過ぎ。もう第10レースは発走寸前だったので、メインの第11レース、東京ダービーを予想するばかりだ。去年はバイトのせいで馬券しか買えなかったが、3年前のナイキアディライト、2年前のアジュディミツオーと、生で観戦してきた。私にとっても思い出深いレースである。

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競馬新聞を買うのは勿体ないと思って、100円で買った「佐々木の予想」がこれだ。3番シャイニールックを本命に8番トキノシャンハイ、16番サンキューウィン以降5,1,10と流している。「=」というのは「1着2着は入れ替わるかもしれないよ」という意味。つまり、前述の田倉さんのセリフを翻訳すれば「1着3番2着8番になるか、1着8番2着3番になるかと言えば、たぶん前者だと思うけど、俺は8番を応援してるから後者に期待したいな」ということである。トキノシャンハイ、ジョッキーは山田信大(のぶひろ)、デビュー15年目の32歳。田倉さんの夢はここにあった。

しかし、それでも夢を本命にしないのが予想屋稼業。3番シャイニールックは確かに強そうである。というか、この馬があっさり勝たなければ「ことしの南関東馬は弱い」という烙印を押されかねないのだ。調教師の川島正行は東京ダービー3連覇をかける。ここにも、みんなの夢がある。単勝1番人気、1.8倍。

私の夢は13番、サワライチバンである。前走、南関東3冠レース第1弾の羽田盃は人気になりながらも7着惨敗。しかしそれまで連勝していたように、決して弱くない。鞍上は乗り変わって、島根県・益田競馬(4年前に廃止)の元トップジョッキー御神本訓史(みかもと・のりふみ)。苦労人ではあるが、まだ24歳の若手である。「武豊の再来」とまで謳われた彼に、そろそろ祝杯を。そんな夢を見てみた。

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しかし、今年はシビアに馬券。検討もしていないので「佐々木の予想」を信用してシャイニールック。応援馬券でサワライチバン。そして2つを絡めて3連単。東京ダービーだけは、自分の中ではお祭りである。ルール違反の1000円を投入して、レースの発走を見守る。

コメント

  こんばんわ。初の書き込みであります。木さんは競馬がお好きなんですね。

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>Skajan-Tiger
どうもありがとうー。

>栗原くん
「木さん」って表記が新鮮だな。私、ご覧のとおりのギャンブル好きです。

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