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2006年08月25日

●★告知★ おいでー奈良!(5)吉野の里に

奈良県南部への興味が深まる中、高校時代の友人と吉野に行ってきた。意外にも遠足などで行ったことがなく、これが初めてなのである。橿原神宮前駅から吉野線に乗り換えて50分。吉野駅に到着する頃には、車両には私たち以外誰もいなかった。それもそのはず、春は桜、秋は紅葉、冬は雪景色が興をそそるが、夏は…。せいぜい蝉の鳴き声ぐらいのものだ。


▲桜、そして杉。春は絶景かと思われる。
吉野駅からロープウェイで山上に向かい、そこから散策を始める。とにかく、人がいない。夏の平日に訪れるメリットは、それぐらいかと思う。しかし、神社仏閣は逃げない。秘仏、蔵王権現を本尊にもつ金峯山寺(きんぷせんじ)、南朝時代の後醍醐天皇の玉座がある吉水神社、そして車も通れない山道を抜ければ、後醍醐天皇陵のある如意輪寺。どれも堪能した。途中、如意輪寺に向かう途中に蛇を見た。とても久しぶりの気がする。

役行者(えんのぎょうじゃ)が始めたとされる密教修行の霊場、修験道のはじまりの地でもある吉野だが、そこには何かが始まるときのワクワクした気分などなく、どこかもの悲しい。それは、吉野の歴史が敗者の歴史だからかもしれない。源義経や弁慶ゆかりの品々、あるいは後醍醐天皇や楠木正成など南朝ゆかりの品々。吉水神社の中、後醍醐天皇の玉座をじっと見つめていたら、ひんやりとした風が流れた。

「夏草や兵どもが夢の跡」と平泉で詠んだのは芭蕉であったが、芭蕉の門人、各務支考(かがみしこう)は「歌書よりも軍書にかなし吉野山」という句を残している。春、千本桜を褒め称えるのも悪くないが、夏は「軍書にかなし」を感じられる季節だと思う。

いにしえの戦偲びて法師蝉 修司

コメント

橿原にもええとこあるしね。
あと、十津川までいったんなら天川も捨てがたいでしょ。洞川温泉でごろごろ水を飲むとか。それから室生寺とか。まだまだ観光スポット盛りだくさん♪

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