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2006年09月05日

●[おしえて!仏教 5]「空」とゼロ

ゼロを発明したのはインド人だという話は前から知っていたが、つい最近それが何となく、仏教思想における「空(くう)」とつながった。

「空」というのは辞書などを見ると、「ものが固定した実体をもたない」とか「あらゆるものごとに対する無執着」などとある。般若心経でお馴染みの「般若経」全般も、この思想を説いている。重要なのは「無」とは違うということだ(本当は無と同じ意味で使う「空」もあるが、ここでは割愛)。「空」のなにもなさは、「ものごとが『ある』や『ない』ではとらえられる状況ではなく、何もない」という感じなのだ。初期の仏教家、龍樹(ナーガールジュナ)は、この「空」こそがブッダの悟りの内容だとした。

なんかよくわからない「空」だが、これを「0(ゼロ)」と置き換えてみるとどうだろうか? 「+や-で捉えられる状況ではないけれども、何もない」状況がゼロだとすれば、しっくり来るような気がする。そしてまた、それは完全な無存在ではなく、ゼロが「ある」というあたり、空と似ているではないか。

ゼロを発明したのはインド人だというのは、決して偶然ではなかったんだなぁ…とひとり感心した秋の夜長。しかし、よく見ると辞書に「空は、インドの数学においては世界史上最初に発見したゼロを表す」と書いてあるではないか。なーんや。

コメント

幼い頃の会話に、大変よく印象に残っているものがある。
誰が言ったか、「『0+0=1』だよな~」というものである。
小学生は小学生なりに、「0」の概念を習うその前に、そこには「何か」があると感じていた。
あってなきがごとく、なくてあるがごとし。
俺より先に、そいつが知っていたこと。
優等生の、落とし穴…………深くて、暗い、

久しぶりの仏教ネタだね。
八宗綱要はすすんでる?
GITAにかかりっきりで、あの会合から何も進んでない…

>彬平
0+0=1 かぁ…。深くて、暗い、

>シモダさん
ちょっと進んで止まってます。むしろUpadesaが完全に止まっている上に起信論も停滞、たぶん危機なんでしょうが目をそらす。

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