●[おしえて! 仏教 6]戒律って何や?
仏教に限らず、およそ宗教というものには戒律がある。牛食うなとか豚食うなとか、酒飲むなとか。元々戒律には興味があったのだが、最近学校の関係でいろいろと調べていて、より一層深みにはまって抜け出せない。
よく、日本のお坊さんは妻帯するし肉食するし、酒も飲むわで何でもありやんか、という批判があるが、これは一部分では当たっている。確かに、日本の仏教、特に現代の仏教においては、あまり戒律は重視されない。タイなどに行ってみるとよくわかるが、彼らはブッダの頃の原始仏教に近い戒律を守っていて、昼過ぎたら食事できないとか、そもそも食べ物は一般の人々からもらわねばならないとか、非常に厳しい。
しかし、厳しい仏教が正しくて、ゆるい日本の仏教が間違っている、というような安易な問題でもない。生活規定はその風土・習慣によって、大きく変化するものであるからだ。ブッダは「三学」ということを言った。これは「戒」(かい)「定」(じょう)「慧」(え)の3つをちゃんとやれ、というものである。生活のしきたりをちゃんと守って(戒)こそ、ただしい瞑想・座禅(定)ができるものであり、そこから悟りに必要な知恵(慧)が生まれる、というのだ。重要なのはここであると思う。当初からブッダは苦行を否定していたように、別にやせがまんしろと言っているわけではない。
日本仏教に戒律をきちんと伝えたとされるのはご存じ鑑真なのだが、それ以降、戒律は廃れたり、復興運動が起きたり、の繰り返しである。私には「どうも面倒くさい」「っていうかこんなん無理やし!」という当時の僧侶の発言(内心?)が想像できる。要するに、今の私は勉強のノルマを達成すればいいわけで(慧)、そのためには勉強しやすい環境で効率よく進めることが大事(定)、あくまでそのための決まりを守ればよい(戒)のだ。だからいま机にあるブラックニッカを一杯ぐらい飲んでも問題ない…??


コメント
既に机の上にブラックニッカが有るんだろ?
まさかもう注いでしまったなんて言わないよな?
そいつぁ致命傷だ。
飲め。
わしは机上では、バランタインとズブロッカがいったん脇に退けられ(定)、ウィンチの『社会科学の理念』の正しい理解に努めていた(慧)はずなのに、なぜかいま、パソコンを開いている(破戒)。
Posted by: 彬平 | 2006年10月19日 02:02