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2008年01月03日

●[ググるな危険 9]スイーツ(笑)を考える

ネット流行語大賞2007の銀賞になったという「スイーツ(笑)」なんだが、そんな用語は賞が出るまで知らんかった。まあ、そんなにネットの住民ではないので仕方ないのだが、これについてふたつほど今思っていること。

一つ目は単純に語法の観点から、(笑)の用法である。ぼくは、(笑)というのはあくまでもブラックな意味のこもらない状況でのみ使われると思っていたのだが、この(笑)は明らかに嘲笑である。歴史的推移を見ると、

1.元々は、雑誌の対談などで場が沸いたことを表現していた
2.インターネットや携帯メールの普及で、他の事象への失笑、または失笑を誘うような自分を表現する用法が誕生
3.スイーツ(笑)において、他の事象を嘲笑するという用法が誕生

という感じなのではないか。どれも想像の域を出ないので、ちゃんと論じるにはもう少し調べないといけないけれども。

二つ目は、こんなに言葉単体が攻撃的な使われ方をするようになったのか、という驚きである。もちろん「死ね」と書くことは昔から可能だが、2ちゃんねる誕生後の2ちゃん用語は、誤変換という衣をまとい自らを貶めながらの揶揄、という(使い古されてはきたが)高等テクニックを駆使しており、隔世の感がある。

そして、スイーツ(笑)がどうしてスイーツ(笑)たり得ているのかを理解しないまま、スイーツ(笑)を使っている取り巻きも多数いるというのが厄介である。「流行に乗る」ということがベタなのはともかく、「『流行に乗る』という行為が安直だと『安直に』批判する」ということも十分にベタだということに気づいているのだろうか。

「どうして流行の服を着てるんですか」
「みんなが着てるから着てるんです」
「それって個性がないんじゃないですか」
「個性ってなくてもいいんじゃないですか」

ここでどう答えますか。

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