●古本セール2
どうも、懲りずに第2弾でございます。
なんか、いろいろな事情が加味されつつ、結局のところたくさんのものを引きずったまま東京行きになりそうです。捨てる、というのはとても体力のいる作業ですな。
今日は服を捨てました。明日から小島よしおです。
_/_/_/ ルール(再掲) _/_/_/
1.品物はこのリストを参照してください。タチが悪いですが、基本的にセット販売です。バラ希望の人はその旨連絡いただけると、期間終了後にどうにかするかも。
2.1日単位の入札形式にします。同じ日(0:00-23:59)に連絡があった人のうち、一番高い価格をつけた人が落札です。ただし、欲しい人が一人しかいなかった場合は、私が示した最低価格で落札したことになりますので心配なく。
3.入札方法。sale@kino3.jp宛に、
名前
欲しい品物
入札価格
を書いたメールをください。同時に複数入札してもかまいません。適当です。
4.現時点で私が一度でも会ったことがある人限定です。
5.落札結果は入札翌日にメールを出します。受け渡し日程&方法は応相談ですが、できれば都内or横浜で直渡しがいいかなと。発送の場合はゆうメール着払(代金は後でもいいです)になりますので、手数料などご了承ください。ただし、たくさん買っていただけたら気分で送料はタダにします。
6.期間は2/25(月)0:00~3/1(土)23:59までですが、品物がなくなり次第終了です。第3弾はありません。
7.落札状況はブログで日々お知らせします。
8.ところどころ私の書き込みがある可能性は否定できませんが、ご愛嬌で。
9.誰も欲しいと言わなかった品物は...どうなるんでしょうね。
11)サイバラセット[200円]
西原理恵子『ぼくんち(全)』『ちくろ幼稚園(入園編)』(ともに小学館)
▼西原理恵子の代表作をセットで。「ぼくんち」は映画になったときに出た完全版です。そういやあの映画はガガガSPが音楽をやってたな...ひとり淋しく銀座あたりで見た記憶が。『ちくろ...』は文庫です。たぶんもう一冊あるはず。
12)きみでも書ける小説セット[1000円]
小島信夫・保坂和志『小説修業』(朝日新聞社)
ジョナサン・カラー『1冊でわかる文学理論』(岩波書店)
阿刀田高『短編小説のレシピ』(集英社新書)
永江朗『<不良>のための文章術』(NHKブックス)
大塚英志『物語の体操』(朝日文庫)
三田誠広『書く前に読もう超明解文学史』(集英社文庫)
福田和也『作家の値うち』(飛鳥新社)
▼おお、7冊も。小説を読むというよりは、書くことに主眼を置いて買った本をまとめてみました。あんまり読んでない本もある気がしますが、私の遺志を継いでください。いや、私も書きますけど。
▼『作家の値うち』は高校時代に読んだ記憶が。当時はわけもわからず福田和也のつけた点数に恐れ入ってましたが、今改めて読み返すと、それはそれで面白い。
▼彼がとても評価しているのが、小島信夫と保坂和志です。また彼らは彼らで仲が良く(小島さんは亡くなりましたが)、面白い一冊になってます。全体的にバラでもどうぞ。
13)哲学スタートセット[500円]
中島義道『哲学の道場』(ちくま新書)
中島義道『「時間」を哲学する』(講談社現代新書)
笹澤豊『自分の頭で考える倫理』(ちくま新書)
保坂和志『世界を肯定する哲学』(ちくま新書)
鷲田清一『モードの迷宮』(ちくま学芸文庫)
▼哲学スタート本としては(って、そんなジャンルがあるのか知りませんが)、永井均の『<子ども>のための哲学』という名著があるのですが、見あたらないのでその周辺を。
▼2,5あたりはけっこう難しいかも。4は小説家の書いた哲学、ということで面白いです。1は中島義道節が炸裂している感。そこまで卑屈にならんでも、みたいなところがあります。ハマる人はハマります。
14)記録より記憶セット[1000円]
木下直之『世の途中から隠されていること』(晶文社)
テッサ・モーリス・スズキ『過去は死なない』(岩波書店)
岡真理『記憶/物語』(岩波書店)
佐藤卓己『八月十五日の神話』(ちくま新書)
大江志乃夫『靖国神社』(岩波新書)
▼東大の文化資源学のゼミに出ていたときにいろいろ買った本が中心です。記憶がいかにして形成されるか、といったあたりがベースですが、それぞれの本は単独でも面白い。
▼特に木下先生は「隠されたところに光を当てる」という点では私の師匠です。原価だと1万ぐらい行きそうですが、書き込みもあるしこの価格で。まあ、誰が買うんやっちゅう気もしますが。
15)ウィトゲンシュタイン![1000円]
現代思想臨時増刊『総特集・ウィトゲンシュタイン』(青土社)
野矢茂樹『哲学・航海日誌』(春秋社)
ウィトゲンシュタイン『論理哲学論』(中公クラシックス)
永井均『ウィトゲンシュタイン入門』(ちくま新書)
▼「語り得ぬことについては、沈黙しなければならない」というフレーズだけがあまりにも有名な『論理哲学論(考)』ですが、実態はとてもとてもとても難しい。野矢茂樹訳で岩波文庫が出ましたが、それは持ってないのでそれ以外で。
▼個人的には、臨時増刊にあった中村元(インド哲学)の文章が、ブッダの頃の初期仏教とウィトゲンシュタインの思想を比較していて印象深かったですな。
16)ほむらさんセット[1000円]
穂村弘『世界音痴』(小学館)『現実入門』(光文社)
高見順『死の淵から』(限定非売品?)
▼穂村弘は歌人です。歌人って何じゃそれ、というような人に読んでほしいです。これはエッセイ集ですが、穂村ワールドを感じ取るに十分です。ちなみに『世界音痴』はサイン本です。直にもらったのではなく、東京堂書店のサイン本コーナーやけどね。
▼高見順七回忌記念の詩集をつけます。これも渋谷の詩専門古書店で買った品です。
17)もてない男セット[500円]
小谷野敦『もてない男』(ちくま新書)
小谷野敦『帰ってきたもてない男』(ちくま新書)
小谷野敦『バカのための読書術』(ちくま新書)
▼ちくま新書多いな...小谷野敦の『もてない男』は高校時代に読んである種感動した記憶があります。今読んでもまた感動するかもしれないので誰かにあげます。
▼しかし相変わらずモテへんなぁ。
18)仏教入門セット[1000円]
雑学3分間シリーズ『仏教』(PHP)
松尾剛次『思想の身体 「戒」の巻』(春秋社)
島薗進ら数名『宗教学キーワード』(有斐閣双書)
末木文美士『日本宗教史』(岩波新書)
▼思想とか文学とかそういうのには興味あるけど仏教って結局のところどんなもんなんですが、という人向け。西洋哲学の人向けかもしれません。
▼でも1は誰でも読めます。書いたのがうちの研究室の先輩方で、監修してるのが教授という手前みそではありますが、概論としてはいい本だと思いますよ。で、4はまさにうちの教授です。
19)我笑う、ゆえに我ありセット[500円]
土屋賢二のエッセイ集6冊(文春文庫など)
▼お茶大哲学科教授の土屋賢二のエッセイ集。高校時代に先生に勧められたのをきっかけに、ずっと読んでました。大学入試の休み時間にも読んでました。いまでも週刊文春に連載を持っているはずです。ひねくれ方がとても心地よい。こういう笑いもあるのか、という感じ。
▼なんだかんだでお茶大の知り合いがたくさんいて、卒論の指導教官が土屋賢二、なんていう話を聞くので、今改めて読むと不思議な感じです。
20)広島・長崎セット[500円]
井伏鱒二『黒い雨』(新潮文庫)
遠藤周作『沈黙』(新潮文庫)
青来有一『聖水』(文春文庫)
▼井伏は有名なのでいいとして、うしろ二つは長崎とキリシタンの話。沈黙もとても有名なのでいいとして、青来有一(せいらい・ゆういち)です。母方が長崎出身なので長崎話には注目しているのですが、この『聖水』は芥川賞受賞作。信仰とは何か、という問題を家族問題を絡めつつ描くスタイルが好きです。なにかよくわからないけれどもそれは何となくすごいぞ宗教、という怨念がにじみ出てきて、とても迫力のある小説です。
30)そして小説セット[300-500円]
▼すみません、小説に到達するまでに相当な時間および文字を使ってしまったので、小説は作者名にて割愛させていただきます...日本現代文学を中心に文庫を取りそろえていますので、適当にみつくろって!というリクエストには応じます。☆はお勧め度。
□31.驚異の私小説作家、車谷長吉(4冊)★★★★★
□32.ほのぼのと、しなやかに保坂和志(2冊)★★★★
□33.競輪や麻雀だけじゃない、色川武大(2冊)★★
□34.たゆたう川上弘美(3冊)★★★
□35.言葉って面白い、清水義範(4冊)★★★★
□36.ぼくは勉強ができる、山田詠美(4冊)★★
その他
■37.現代文学木下アンソロジー5冊セット(適当にリクエストに応じて選びます)★★★★
□38.綿矢りさ『インストール』が載った『文藝』★★★
□39.文藝別冊『澁澤龍彦』★★
■40.「なんでもいいからくれ!」とかいうリクエストでもいいですよ。
以下再掲です。今日はこれにて!
--- 以下再掲 ---
01)やっぱり大阪好きやねんセット[1000円]
きらたかし『赤灯えれじい』(ヤングマガジン)1~7巻
森下裕美『大阪ハムレットI』(双葉社)
尾上圭介『大阪ことば学』(創元社)
▼赤灯えれじいは読んでて「うわぁ」ってなります。サトシのあまりのダメっぷりに読んでいられなくなる、というか。まだ続いてるけど7までしか持ってないので誰か遺志を継いでください。こんな大阪で青春したかったけど、まあそれは無理っちゅう話やな...
▼森下裕美と言えば「少年アシベ」ですが、この作品は最近の手塚治虫文化賞受賞作。コテコテの大阪人情ものですが、性同一性障害の話があったり、読ませるものがあります。どちらも去年買った品なので、少し高めスタートで。
▼漫画ふたつに単行本つけます。尾上先生は東大の先生でぼくも授業に出たことがありますが、なんかこの本とは別な意味で有名な人でして。関西弁を日本語学的に研究している面白い本です。イラストが「じゃりん子チエ」のはるき悦巳なのもよろしい。
03)キング・オブ・アスリートセット[500円]
山田芳裕『デカスロン』(ヤングサンデー)全23巻
▼陸上の十種競技で新潟の牛乳屋が世界を舞台に戦う、というスポーツもの。山田芳裕は今でも青年誌でいろいろ書いてますね。昔「ダ・ヴィンチ」を毎月読んでた高校時代に存在を知って、大学のときに買い集めた品です。十種競技ファンを増やしたいので、ぜひどうぞ。
05)将棋人生模様セット[500円]
山本おさむ『聖 天才・羽生が恐れた男』(ビッグコミック)1~8巻
団鬼六『真剣師 小池重明』(幻冬舎アウトロー文庫)
団鬼六・宮崎国夫『真剣師 小池重明 疾風三十一番勝負』(幻冬舎アウトロー文庫)
▼『どんぐりの家』でおなじみ山本おさむの将棋もの。村山聖(むらやま・さとし)という実在したプロ棋士を主人公にしています。確か全9巻だったような...まだブックオフで揃えられると思います。
▼小池重明(こいけ・じゅうめい)も実在の棋士。彼は真剣師として、賭け将棋で人生を生き抜いた男です。さっき読み始めて危うく今日の作業ができなくなるところでした。たかが将棋、されど将棋。そんなゲームに命をかけた二人の話をどうぞ。
06)笑ったり泣いたりセット[100円]
冬目景『羊のうた』(コミックバーズ)1巻のみ
岡田あーみん『お父さんは心配症』(りぼん)1巻のみ
▼セットにする理由があまりないような気もしますが、冬目景は2006年の木下ベスト1漫画です。集めたかったんですが、これを機会に誰かに託そうかなと。美しい絵に支えられたメンヘルなストーリーを読むと、明日も生きていける気がします。でも、ときどきは岡田あーみんでも読んだほうがいいかと。うちの家に来る人が毎回「あ、岡田あーみんだ!」と反応してる気がします。

