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2008年03月15日

●葬送列車に乗って

寝台急行銀河のさよなら運転に2000人のファンがつめかけたらしい。テレビで見た限りでは、携帯で写メールとってた人も多かったので、相当数の野次馬もいたと思われるが、大したものである。

そもそも、鉄道のさよなら運転というのはいたく葬式的だ。別に普段は急行銀河の存続運動なんてやってもいない連中が、別れを惜しむという理由で集まり時間を共有する。それは何となく、普段は会わないような親戚が一同に会して酒を酌み交わす葬式を彷彿させる。きっと3日もすれば銀河のことなんぞ脳内から99%消えてなくなり、ときどき思い出して懐かしむ程度になる。ときには「昔、寝台急行銀河っちゅうんがあってなぁ」などと語る夜もあろう。

そう思うと鉄道というのは廃線跡めぐりなどと言い、とても思い出派な趣味である。自分にとって何ら本質的ではない別れを体験することで得るカタルシス、それが鉄道の醍醐味なのだろう。もちろん他にもたくさんの醍醐味があることはよく知っているつもりだが。

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