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2008年04月30日

●GW 04/11 浜松オート、あるいは青葉おでん街

29日は帰省ついでに静岡を旅した。と言っても、浜松オートレース場に行っただけなのだが。SGオールスターオートの優勝戦を観戦。しかし、ハプニングは最終12レースより大分前の9レースで起きた。成績上位の7平田と前日から良化の4須賀から、試走で気合い十分の2高橋を押さえて三連単を買ったら、見事7-4-2と入った。たまには予想ズバリもあるもんやなぁ、と思ったら、配当が

17730円

大した額ではないと言われればそうなのだが、小心者なので一瞬動けなかった。何せ、万単位の配当はしばらく前に東京競馬場で一度取ったきりで、人生2度目である。帰りの交通費ぐらいは浮いた。

優勝戦も買わずに観戦。浜松地元の伊藤信夫も出場していて、それほど人気でもないし勝てそうな状態でもなさそうだったのだが、それでもスタート前は「イトウー!」「ノブオー!」の声援がすごかった。やはり浜松と言えばこの男である。

優勝は飯塚所属の有吉辰也。初のSG制覇となった。

帰りのバスを待っていたときに後ろのお爺さんに話しかけられた。
「そういや、ノブオは何着じゃったのかのう」
「7着ぐらいじゃないですかねー」
まるで我が子を心配するような口ぶりだった。

浜松から鈍行で1時間強、静岡に到着。特に意味もなく地方都市に行くのが好きな私だが、静岡の夜を散策していたら、おでん屋台が建ち並ぶ「青葉おでん街」を発見。静岡おでんというのは巷で話題らしいが、まったく知らなかった。

この道一筋50年、という上越出身のおばあちゃんの店で、酒とおでんを嗜みつつ、戦争の話をした。巨人対広島をBGMに。

2008年04月28日

●GW 03/11 いまひとたびの奈良、あるいはタンポポ

奈良にいて言うのも何だが、今日は奈良観光をした。まずは国立博物館で「天馬」展を見る。基本はペガサスをはじめとする西洋の「天馬」がシルクロードを伝わっていく様を紹介していたのだが、JRAが協賛していて、現代の「天馬」というかなり無理のあるこじつけで天皇賞特集をやっていた。ただ、馬という生き物はそもそも夢やロマンの対象とされてきたのは確かにそうで、そのあたりの情感が競馬とその他のギャンブルを心理的に隔てる原因になっているのだろう。

あと、国立博物館は新館の特別展だけではなく、ちゃんと旧館の常設展も行ったほうがよいということに今日気づいた。仏像の何たるかをしっかり学ぶには最適の場所である。あと十年ぐらい早くそのことに気づいていれば、人生もおかしな方向に変わったろうに。

ついでに興福寺に寄る。JR東海の広告に気を引かれたので、国宝館にて八部衆を観覧。阿修羅像の悲しみを含んだ眼差しは、ぎゃあぎゃあうるさい修学旅行生に対して注がれているのではないかと思う。あと、既に胸部以下は損失してしまっている五部浄(ごぶじょう)像を下から見上げたときの表情がいい。あの、「それでもボクは戦わなければならないのですか」とでも言いそうな微妙な悲哀、そして覚悟。久々に鳥肌が立った。

博物館から通算して、国宝を数十個は見た。おなかいっぱいになったところで腹が減ったので、よく土曜日の学校帰りに寄った西大寺駅前の中華料理屋「白鳳」に行こうとするも定休日。仕方なく「よってこや」でラーメンを喰い(まあ、これもよく行ったな)、平城宮跡に向かう。「せんとくん」のおかげで大分盛り上がってきた平城遷都1300年記念事業の様子を見にいくためだ。

しかしまあ予想通り、平城宮跡はおおむねただの野原だった。GWに何かイベントをやる準備や、本殿の復原工事などはもちろん行われていたのだが、その横で少年たちは野球に興じ、ママさんたちは八重桜の下で花見をし、カップルは愛を語り合う。モンシロチョウやアゲハチョウが舞い、タンポポはこれでもかと言わんばかりに黄色く輝く。鳥のさえずり、虫の声、向こうを通る近鉄電車の音、それらに耳を澄ませていたら、軽くうたた寝をしていた。恐らく昔何かがあったのだろう台の上に、ひとり。

だから奈良はやめられない。

2008年04月27日

●GW 02/11 ふるさと、あるいは浄土寺

ふるさとつながりで言えば、播州小野が木下家の出自である。兵庫県小野市。この地名を言っても普通の関西人はわからない。神戸在住でも知らない人が多い。加古川や姫路よりもずっとマイナーな、人口たった5万の小都市である。本日は墓参に行ってきた。

よく考えるとこの付近を観光したことが皆無に等しいことに気づき、阿弥陀三尊が国宝という浄土寺(じょうどじ)に行く。なんでこんなところに国宝が、と半信半疑だったのだが、いざ到着してみると驚いた。阿弥陀堂やら開山堂、八幡神社に鐘楼、経蔵と、とても広い境内である。開基は鎌倉時代に東大寺再興を主導したことで有名な重源。写真の阿弥陀堂も国宝で、現存する天竺様(てんじくよう、大仏様とも言う)の建築物は、東大寺南大門とここだけとか。

靴を脱いで阿弥陀堂に入ると、そこには高さ数メートルの阿弥陀如来が。残る金箔に往時の面影を感じる。後光も鮮やかなラインを描く。特徴的なのは、阿弥陀堂内には、阿弥陀如来含む三尊が中央にぽつりと存在するだけで、周囲を一周できること。西日が入る時刻には、それが天井を反射して、あたかも極楽浄土であるかのように三尊が照らされるらしい。うーむ、重源やるな。

気になった人はぜひ、というような立地にあるものではないのが残念だが、一見の価値あり。

そして、ゴールデンウィークは国宝ウィークとなりつつある。まあ似たようなものか。

2008年04月26日

●GW 01/11 ふるさと、あるいは長谷寺

さて、幸か不幸か今日から11連休である。さっそく新幹線で名古屋、乗り換えて近鉄特急で奈良に向かう。本当は今朝大阪についていたはずだが、そこはまあさておき。

名古屋から近鉄特急に乗る、というのは一部の三重県民および奈良県民だけの習慣だと思われる。大阪に住んでいれば大抵は新大阪まで乗るし、京都なら京都、神戸なら新神戸と駅がある。あるいは、空の便を使うという手もあるだろう。

つまり、多くの人はこの旅の愉楽を知らない。

近鉄特急は横4列でゆったりとしている、といったことが言いたいのではない。むしろ賞賛すべきはその風景である。名古屋を出てすぐ、木曽・長良・揖斐の三大河川。桑名、四日市、津と海沿いの平野を抜けていくと、車窓にしめる緑色の比率が徐々に増えていく。青山トンネルを抜ければ、そこは雪国、ではなくまたトンネル、トンネルの峠越え。名張のささやかな市街すら都会に感じられるようになったら、もう心は田舎モードである。赤目・室生から大和高原に入り、榛原や桜井ののどかな田園風景を楽しめば、八木に到着。奈良中和の誇るスーパーシティ・橿原市である。ほんの少し前まで東京がノーマルだった自分の感覚が、驚くほど変化していることを感じる瞬間だ。

山の中を抜けていく列車のなかで、本を読んだり、何か書き物をしたり。昔のことを思い出したり、これからのことを考えたり。

今日は長谷寺に牡丹を見にいった。長谷寺の人口比率は巣鴨のそれとほぼ同様になっており、若い男二人(まあ、若くは見えないが)という組み合わせは皆無だった。国宝になっている装飾経(金箔などで彩られたお経)よりは、木造の巨大な十一面観音に圧倒された。

うまく表現できないが、そういったものをひとつひとつ見ていく感覚が、何かいつもと違っていた。ただその違いは何かしらプラスであり、「ささやかな幸せ」のようなもので、そういったものを感じるからこそ、私は望郷の念にかられるのだろうと思うGW初日だった。

●マタヤッタ

今日はすでに大阪にいるはずだったのに、まだ品川にいる。

東京が私を引き留めたのだろう。しかし、私は行きます。

無性にジェロが聴きたい。あぁ、ジェロ。

2008年04月24日

●幸福な食卓

殺伐とした立ち食いソバをやめ、たまには、と思い会社の近くで優雅なモーニングを食っている。まぁ、マク○ナルドだが。

オフィスビルの中なので、客は会社員ばかり。朝は自己学習の時間です、みたいなのがウヨウヨしている。

ぼくも来るとこまで来たなぁと思いつつ、邪悪な香り漂うメガマフィンを頬張る。

2008年04月18日

●発心

上田紀行の『がんばれ仏教!』(NHKブックス)を読んだのだが、むかし「ブッダも27歳で出家したし、ぼくもそれまでは在家でいる」と言ったことを思いだした。


発心まで、あと2年。

2008年04月14日

●It makes me happy

今日仕事してて気づいたが、情に報いると書いて「情報」か。

なかなか味があるではないか。

2008年04月12日

●義父・賢

潜在意識が私を岐阜に連れ出したわけだが、飛騨高山にいるわけでもなし、結局やることと言えば

ギャンブル


ぐらいしかなく、大垣競輪場で軽く負けてきた。ひとりスーツ姿で浮きまくった。

もう東京に戻った。ただ、こういうあてもない弾丸旅行は悪くない。何をするというわけでもなく、地方都市を眺める。毎月恒例企画にしてもいいなと思う。春は夜バスに乗って。

●義父・健

いま岐阜にいる。というか、きのう気づいたら岐阜にいた。

私のなかの何かが岐阜を求めていたのだろう。こないだの九州旅行でも鳥栖に5年ぶりに行ったが、岐阜も3年ぶりか。駅前もだいぶ様変わりした。

さて、これからどうするか。

2008年04月10日

●いつもそばにいてほしい

不肖木下、この歳になってふと
「ずっとそばにいてほしい」
と思うときがある。今日みたいな雨の日は、特に。


そういう日は、朝から店に行くに限る。

不謹慎だとか汚ならしいだとか批判する向きもあるだろうが、そうやって微妙なバランスを保ちながら生きている。

朝からネオンきらめく場末の店に入って、まずこう言う。
「そば、大盛で」

2008年04月09日

●Truth is stranger

事実は小説より奇なり。何年この言葉と格闘してきたことか。

ええ、何度でも言いますよ。

事実は小説より奇なり。

2008年04月07日

●ふりゆくものは

花見で17歳の少女に出会った。平成生まれということを何かと取り上げる巷のノスタルジーは嫌いだが、7年の差は場の空気をあかく滲ませる。

彼女に夢があって、私に夢がないわけではない。希望、野望、ときどき絶望。誰にでも夢はあるし、誰にも夢はない。

2008年04月06日

●花は桜、男は

きのうから30時間ぐらいずっとチビチビ飲んでいる。酔っては醒め、醒めては酔いの繰り返し。花の結び目ほつれては縫い、縫ってはほつれ。そういえば携帯もほんのり桜色だった。

2008年04月04日

●そんなつもりじゃなく

いまの勤務先はビルの六階なのだが、エレベータがひとつ下の階にとまるたびに、
「誤解です」

と言われて
ドキッとする。


すみません。

2008年04月03日

●"Live"

そういやこないだチャットモンチーのライヴに行った。武道館周辺の桜は満開だった。

変だと言われたが、ぼくがライヴや映画、芝居の類を好きなのは、そのあいだずっと考え事ができるからだ。脳がものすごく活性化していて、とてつもない発想が次から次へと出てくる。

残念なのは、それをすべて拾い上げる力がないこと。もう少しメモでもしろよという話なのだが、ぼくの左手にはワンカップ、右手には焼き鳥が。

2008年04月02日

●生きる

まぁいろいろなことはありますが、あまり難しく考えず、できるだけ簡単に生きる。

イミョンバクにも馬込マサヨシにも、イチローにも電車男にも、桜は咲くわけで。