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2008年08月10日

●記録か、記憶か。

当たり前なのだが、その日その日に起こったことは、記録しておかなければ忘れてしまう。そして、記録すべきときには、記録する余裕はない。

昔から、旅の最中に自分の写真を撮ってもらうのが苦手だった。あの「写真撮ってもらっていいですか」という台詞が、あまりにも自分の「旅」イメージと不釣り合いだった。その台詞を吐く暇があるなら、旅をする自分に浸りたかった。今でもそうだ。

記録媒体が発達したいま、記録すべきときに記録できる、というのは、記憶するよりも大した才能だ。いや、才能というより、一種の職能か。記録媒体の進化は人間のライフスタイルを変えた。いわゆるITに始まったことではないが。

と、いうようなことを考えるぼくとは関係なく、近鉄電車は伊勢路を急ぐ。

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