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2010年10月21日

●デザインのデザイン

デザインについて考えることにした。ので、家の本棚にあったこの本を読むことにした。

デザインのデザインデザインのデザイン
原 研哉

岩波書店 2003-10-22
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読み始める前にこうやってブログに宣言したほうが読み進められるような気がする。「読んだらブログに書くぞー!」と思って挫折してる人はこの方式を試してみてもいいんじゃないかなと。

2010年10月15日

●その略し方は変やろ

最近「その略し方は変やろ」といつも思うのが「デザイナー」という職業である。

デザイナーというと日本では「グラフィックデザイナー」のことを一般的には指すと思うが、それを「デザイナー」と略してしまうと、和訳すれば「設計する人」であり、肝心のところの意味がなくなっている。なんというか、「ミスタードーナツ」を「ドーナツ」と略すぐらいまずいと思う。

ぼくのいるソフトウェア開発、システムエンジニアリングの業界では「デザイナーとの協業」なんていう言葉が最近よく聞かれる。要するに、ソフトの画面の部分をデザイナーに作ってもらって格好良く、みたいなことだ。そこでいうデザイナーというのはたぶん「Webデザイナー」というのがもっとも近い。いや、インタラクションデザインやろ、とかそういう細かい話はここではおく。

で、そういう話をするときになんとなく「あの人たちはデザイナーでかっこいい画面が作れて、ぼくらエンジニアはデザイナーじゃないからかっこいい画面は作れないし作る必要もない」と思ってしまってないかというのがぼくの懸念だ。違う、ぼくらも「ソフトウェアデザイナー」なのだ。最も得意とするデザイン対象が若干違うだけで、デザインするというアプローチ自体は同じなのである。

いつからグラフィックデザイナーのことを「デザイナー」と呼ぶようになったのか。「デザイン」という用語を始めて持ち込んだのがグラフィックの業界だった、ということなのかもしれないが、ホントのところは調べてみないとわからない。しかしまあ、英語なら基本設計はBasicDesignなわけだし、英語圏の人々はこの悩みはないんだろうなたぶん。『設計』というとカクカクっとしてて、『デザイン』というとふわっとしている、それが日本語である。

2010年10月14日

●きょうの料理:自家製すだち酎

1回もやったことない気がするが、たまには料理の話。今年のヒット作品。

用意するもの
・すだち(2個)
・氷
・水(冷えているとよい)
・焼酎(なんでもよい。冷やしてもよい)

作り方
1. すだちは包丁で4分割する
2. グラスに氷を入れる
3. すだち4個ぶんぐらい絞る
4. 焼酎を注ぐ
5. 水を注ぐ
6. 軽くかきまぜる
7. 1で余っているすだち1/4を浮かべる

飲み終わったら2杯目をつくる。

あまりに爽快すぎて夏は毎日のようにこれを作っていた。そんな2010年だった。

2010年10月13日

●あからと清水先生と

つい先日コンピュータ将棋「あから2010」が女流プロ棋士の清水市代先生を破るという事件があった。まあ一発勝負だから1回勝ったからといってコンピュータが圧倒的優位であることを示すわけではないが、その内容もなかなかのもので、今回のような4ソフト合議制でなくても、普通のパソコンで現在のプロ対局の平均的な持ち時間で、互角になる日も遠くないのだろう。

青春は81マスの中にあったと今でも信じているぼくなので、このニュースは特に興味深かったのだが、これに限らず「人間がやっていることをコンピュータにやらせる」というのは2010年代はちょっとしたブームになるのではないかと思っている。もちろんこういった営みは昔からあったのだが、ハードウェアの性能やらネットワークの性能やらの進化で、ようやく実用化できるレベルまでおとしこめるようになってきたと思う。

ぼくのいるソフトウェア開発の業界でも最近「アプリケーション自動生成」とやらが流行の兆しをみせはじめている。2010/9/29号の日経コンピュータでは小さいながら特集が組まれた。内容は南米ウルグアイ発の「GeneXus」というソフトの話ばかりでほかの話はないのだが、これに限らず「人間が手で書くのではなく、ツールに書いてもらう」プログラムコードの割合は増えていると実感している。

ただ、こういった「アプリケーション自動生成」と、あからのようなコンピュータ将棋の機械学習は性質を異にするものである。というか、まだまだ発展途上だろう。アプリ自動生成はまあ言わば「指示したとおりにコンピュータが作ってくれる」という領域であり、それは「マウスで動かしたとおりに将棋の駒が動く」というレベルでしかない。じゃあ、ソフトウェア開発において「人間より強いコンピュータ」は生まれるのか?ぼくはそのうち「人間の要件を正確に定義しつつ自動的にアプリケーションを作成する」という上流工程自動生成もいつの日か実用化すると予想する。

そんな世界が到来したら、我々システムエンジニアはどうすればいいのか?決まっている、戦うのだ。清水先生のように、格好良く、潔く。