以下続稿、と書いてからまた1か月が過ぎてしまったが、続編。
京都の地名の話をしたい。
京都はご存知のとおり、縦横に碁盤の目状に区画整備されているために、「南北の位置」+「東西の位置」で地名を表記することが多い。
「南北」→丸太町、御池(おいけ)、四条、五条といった通り
「東西」→堀川、烏丸(からすま)、河原町といった通り
これらを組み合わせて「四条河原町」とか「堀川五条」などと表現するのである。(いま調べて思ったが、順序は逆転することもあるんやな。これに規則性はあるのか)
で、今日取り上げたいのは、またもや駅名である。この命名が特徴的だ。
阪急:「烏丸」「河原町」
京阪:「三条」「祇園四条」「清水五条」
地下鉄:「五条」「四条」「烏丸御池」「三条京阪」
似たような名前がたくさん出るが、このうち徒歩連絡が可能な関係にあるのは
1.阪急「烏丸」と地下鉄「四条」
2.阪急「河原町」と京阪「祇園四条」
3.地下鉄「三条京阪」と京阪「三条」
である。わかりにくいことこの上ない。観光客は大丈夫なのだろうか。ついこないだまでは京阪の「祇園四条」「清水五条」は単に「四条」「五条」だったので、これでもマシにはなっているのだが。
どうしてこうなっているのか。京都に住んでいたことのある人ならよくわかっているだろうが、阪急は市街地では四条通を東西に走る。地下鉄は烏丸通を南北に、京阪は鴨川の東岸、川端通(これは1987年の京阪地下化までは京阪線そのもの)を南北に走る。だから、その通り自身の名前は駅名には付いていないのだ。烏丸四条にある「阪急烏丸」と「地下鉄四条」がもっとも顕著な例であろう。
そして、まだその規則どおりにきちんと命名されているのなら、それはそれで人間系で読み替えることもできるのだが、規則どおりではないところがしんどい。地下鉄は「烏丸御池」だけ「烏丸」とついているし、「三条京阪」というのは「三条は三条でも京阪三条駅の近くですよ」と言いたいのだろうが、「南北」+「東西」の命名からはずれている。京阪も京阪で、「祇園四条」「清水五条」は、確かに祇園の近くであったり清水寺の近くであったりするのだが、それも「南北」+「東西」の命名からはずれてしまっている。
各社各社はそれなりにポリシーをもっているのだろうが、それを全体的に統括する団体がないばかりに、まぎらわしい駅名が乱立してしまっているのである。
えらい人が鶴の一声で「これに統一!」としてくれてもいいと思うのだが、名称変更は名称変更でなかなか手間であるのも事実。きっとこのままいくのであろう。まるでプログラミングの世界のようだと思いませんか、SE諸君。